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概要
UniFi Dream Router 7をセットアップした。小型ONUをSFP+ポートに挿して通信できるようになった。
構成の変更
Before:
- 小型ONU
- YAMAHA NVR510(ルーター)
- UniFi U6 Pro(アクセスポイント)
- PoEインジェクター(U6 Pro給電用)
After:
- 小型ONU
- UniFi Dream Router 7
Dream Router 7はルーター機能、Wi-Fi 7対応アクセスポイント、SFP+ポートを1台に統合している。これにより機器構成を大幅にシンプル化できた。
環境
- 回線:Excite MEC光 戸建てタイプ(Transix / DS-Lite)
- 小型ONU:GE-PON<FA>A SFP-ONU<1>S
セットアップ手順
1. 小型ONUと電源を接続
Dream Router 7のSFP+ポートに小型ONUを挿入し、電源ケーブルを接続した。
2. UniFiアプリからBluetooth経由で接続
UniFiアプリを起動し、アプリの指示に従ってBluetooth経由でDream Router 7に接続した。
3. セットアップを進める(そのままでは接続不可)
通常のセットアップを進めたが、IPv6やDS-Liteの設定が必要なため、そのままではインターネットに接続できなかった。

4. オフラインセットアップでUniFi OSのみセットアップ
インターネット接続ができないため、オフラインセットアップを選択してUniFi OSのみをセットアップした。
- Wi-FiのSSIDとパスワードを設定
- 管理者パスワードを設定
5. 別のアクセスポイント経由でUniFi OSにアクセス
Dream Router 7のWi-Fiになぜか接続できなかった。SSIDがiPhoneでもMacBookでも一覧に表示されず、手動入力しても接続できない。
そのため、手持ちのU6 ProをDream Router 7のLANポートに接続し、U6 Pro経由でスマホからUniFi OSの管理画面にアクセスした。
NOTEWi-Fiに接続できないとUniFi OSの管理画面に入れない。別途アクセスポイントがあると助かる。
6. IPv6接続の設定
以下の順で設定画面を開く。
設定(右下の歯車マーク)→ インターネット → Secondary(WAN2) → 高度な → 手動 → IPv6接続
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| IPv6接続 | SLAAC |
| IPv6タイプ | 単一ネットワーク |
| DNSサーバ | 自動 |

7. IPv4接続の設定(DS-Lite)
同様に以下の順で設定画面を開く。
設定(右下の歯車マーク)→ インターネット → Secondary(WAN2) → 高度な → 手動 → IPv4接続
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| IPv4接続 | DS-Lite |
| IPv6ゲートウェイ | gw.transix.jp |
| DNSサーバ | 自動 |

この時点でインターネットに接続できるようになった。ただし、前述の通りDream Router 7内蔵のWi-Fiはまだ使えなかった。
8. UniFi OSをアップデート
設定(右下の歯車マーク)→ OS設定 → アップデート
OSアップデートを実行したところ、Dream Router 7のWi-Fiが正常に動作するようになった。
トラブルシューティング
インターネットに接続できない場合
SFP+ポートのリンク速度を「自動」に設定する。
1Gに明示的に設定したほうが安定すると思ったが、自分の環境では「自動」でないと接続できなかった。
設定箇所: 詳細(画面下部の電球アイコン)→ SFP+ 1 → ポートを編集 → 高度な → 自動
まとめ
Dream Router 7はDS-Lite(Transix)に対応しており、小型ONUを直接SFP+ポートに接続して利用できた。初期ファームウェアではWi-Fiが動作しない問題があったが、OSアップデートで解消した。
YAMAHA NVR510 + UniFi U6 Pro + PoEインジェクターの3台構成から、Dream Router 7の1台構成になり、配線がスッキリした。
